よるがた

よるがた主婦の日記

伝染性単核球症⑥

  20日ほど、自宅療養していたわけだが有給が余りに余っていたので病欠ではなく有給休暇にしてもらった。

まだ怠さや食欲不振などがあり本調子では無かったが、解熱したので仕事復帰することにした。

初出勤の日、久しぶりに太陽の下へ出てみると「ゔっ…」と眩しさによろめいてしまった。

ドラキュラってこんな感じなのかなぁ…とぼんやり考えながら電車に揺られ職場についた。

更衣室で制服に着替えるとスカートがブッカブカでウエストでくるくると回った。

頬もコケてげっそりしていたが痩せた分、ちょっと嬉しかった。

ちなみに、健康体になった現在はしっかりと体重を回収している。(悲し)

同僚からは「病院から外出してきた人みたいだよ。」と言われる始末…

フラフラしながら、上司や同僚に挨拶を済ませ朝礼中に事件は起きた。

だんだんと呼吸が荒くなり、吐き気が出てきて目の前が白く霞んできた。机に手をつき耐えていると、隣にいた先輩が小声で「顔色が悪い、座れ。」と言ってくれた。

臨月の時に私はよく脳貧血で倒れていたが、それよりも「あ…無理。」と思うのが早かった。

椅子にもたれるように座ったあとに少し記憶がなく、気が付いたら椅子に乗ったまま医務室に運ばれていた。

そのまま早退となり、また自宅での療養生活が再開されることとなった。

この療養中に、また別の病気に罹ってしまい普段は嫌なことがあって寝れば忘れるタイプのズボラで陽気な私は鬱々としてしまう。